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放射線技師の転職は難しい?失敗しないために行うべき6つのことと心構え

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放射線技師の転職は難しいの?最近は飽和状態なんて耳にするけど・・・

この記事ではそんな疑問や不安を解決します!

この記事を読むとわかること
  • 放射線技師の転職は難しいのか?
  • 転職に失敗しないためにやるべきこと6選
  • 転職をさらに成功に近づけるための心構え

この記事を書いた人

診療放射線技師が転職を考える理由はさまざまです。

  • スキルアップのため
  • 家庭の事情
  • 実家への帰省

どんな理由であっても、転職には時間も体力も使います。
できる限り失敗せずに、効率良く転職を成功に近づけたいですよね!

「転職したいけど、何を準備したらいいかわからない」
「近年の放射線技師は飽和状態って本当なの?就職できるか不安・・」

結論から言うと、放射線技師の転職は決して難しくありません!
しかし人気の病院は競争率が高いのも事実・・・。時間をかけてじっくり準備することが大切。

この記事では、近年の放射線技師の転職市場の現状と、転職に失敗しないために行うべき6つのことを解説します。

20代で転職4回総合病院勤務から医療系企業への転職を成功させている私の経験を、ぜひ活用してください!

目次

放射線技師の転職は難しいのか

近年、放射線技師は就職難・飽和状態といったことをよく耳にする。

しかし、まず結論から言うと、放射線技師の転職は決して難しくない。

もちろん施設によって競争率・内定率はさまざまだが「どこにも就職できない」といった状況では全くありません。

その理由は、放射線技師の求人数を見ればすぐにわかる。以下のデータを見てほしい。

引用:マイナビコメディカル
引用:マイナビコメディカル

これは2022年3月現在、筆者もオススメする転職エージェント【マイナビコメディカル】に掲載されている放射線技師の求人情報です。
ご覧の通り、非常に多くの求人募集が掲載されています。

実際にこれまで、20人以上の筆者の同僚が転職に成功しています!
さらに昨年に関しては、1年間に10人もの同僚が転職に成功して今の職場を離れた。

よって、就職難・飽和状態と叫ばれつつある放射線技師ですが、転職に成功するのは決して難しくないと言えるでしょう。

転職に失敗しないためにやるべきこと6選

それでは筆者が実際に行ってきた、転職に失敗しないためにやるべきこと6選をご紹介します!

転職に失敗しないためにやるべきこと○選

  1. 資格を取得する
  2. マニュアルの作成・スライド資料の作成を行う
  3. 常に就職情報をチェックしておく
  4. 面接練習を十分に行う
  5. 部署や部門に関わらず積極的にコミュニケーションを図る習慣をつける
  6. 自身とパートナー(夫・妻)の人生の軸を明確にする

そして転職活動において何よりも大切なことが「周りとの差別化を図る」こと!
これを意識して、以下の解説をご覧ください。

それでは順番に解説していきます!

1.資格を取得する

シンプルかつ最も確実に周りとの差をつけられるのが資格を取得することです。

なぜなら、資格そのものが転職希望先の病院や部署にとって有利にはたらくからです。

資格が有利にはたらく一例
  • 検診センター:胃がん検診専門技師低線量肺がんCT検診認定技師など
  • 放射線治療部門:第一種放射線取扱主任者など
  • 脳神経外科、整形外科クリニック:X線CT認定技師磁気共鳴専門技術者など

転職希望先の職種と取得している資格がマッチしていれば、内定獲得にとても有利にはたらきます。

また、直接的に関係しない場合であっても、目標に向かって努力する姿勢や継続的に勉強する意思は、間違いなく評価してもらます。

放射線技師が取得できる資格と必要な条件一覧は以下の記事で詳しく解説しています。

でも病院で働くだけで大変なのに、資格の勉強なんてできるの??

もちろん私たち放射線技師や看護師は間違いなく激務ですよね。
朝起きて急いで支度をして、日中はひたすらに働いて、夜は帰ってきたら疲れて即寝るだけ・・・気持ちはとてもわかります。

そんな忙しい方でも大丈夫!実際に筆者も500床前後の総合病院で勤務しながら、複数の資格取得を達成しました!

それを可能にするたった一つの方法が「朝活」です。

朝と休日を上手に使って、資格取得につばげる具体的な方法はこちら!

【鋭意執筆中】

資格を取得することは、就活において間違いなく+αとして評価されます。
また、履歴書や職務経歴書の見栄えも良くなるので、早いうちからコツコツと準備しておきましょう!

マニュアルの作成・スライド資料の作成を行う

意外かもしれませんが、マニュアルやスライド資料の作成経験は、就活においてとても役に立ちます。

これは主に二つの理由がある。

  1. 得意な分野・モダリティの証明になる
  2. パソコンスキルの証明になる

得意な分野・モダリティの証明になる

放射線技師の面接では、ほぼ確実に「主にどのモダリティを担当してきましたか?」という質問がくる。
その際に「CTです」と答えるだけでは、どれぐらい頑張ってきたのか・どの程度の能力があるのかを面接官に伝えることができない。

そこでマニュアルやスライド資料の作成経験を示すことで、得意な分野・モダリティの証明になります。

例えば以下のように答えてみよう!

CTです。冠動脈CTのプロトコルに関するマニュアルを作成しました。結果として、検査のスループットが向上し、患者の被ばく線量を30%低減に成功しました

先ほどよりも具体性・説得性が増したのは間違いない。さらに仕事や学習への意欲もアピールできる。

パソコンスキルの証明になる

意外かもしれないが、募集条件または面接時に「最低限のパソコンスキル」を求められることは多い。

最低限のパソコンスキルとは
  • Word:書類、マニュアル作成
  • Excel:簡単な数式を使った計算や勤務表などの作成
  • PowerPint:院内・院外発表用のスライド作成

どのような転職先であっても、上の立場になるほどマニュアルや学会発表用の資料、行政に提出する書類などの作成を任せられます。

それらに備えて最低限のパソコンスキルを身につけておけば、転職先でもスムーズに仕事ができます。

もちろん、現在の勤め先の評価にも繋がるので、ぜひ積極的に行うようにしましょう!

常に就職情報をチェックしておく

突然ですが、このように考えている人は多いのではないでしょうか?

  • 3年経験を積んだら、新しい職場に転職しよう
  • 来年末に結婚する予定だから、それを機に転職先を検討しよう

この時に気をつけてほしいことが、転職したい時期になってから、転職活動を始めるのは遅すぎるということだ!

転職を開始する理由はさまざまですが、できる限り早い段階から転職活動をスタートさせよう。

なぜなら、前もって転職活動を始めておかなければ、就職先の「相場」がわからないからです。

就職先の相場?なにそれ意味わかんないんですけど・・・

就職先の相場とは、主に以下2つが挙げられる。

  1. 給与、福利厚生、休日などの情報
  2. 各病院が募集を出している頻度や期間

相場を理解することは、何事においてもとても重要である。

例えば、コンビニでコカコーラ500mlが一本あたり500円で販売されていたら、皆さん購入するだろうか?
おそらくほとんどの人が「高すぎ!!」と言ってペプシコーラで妥協するだろう。

それはなぜかというと、コンビニで売られているコカコーラの「相場」を知っているからだ。

しかしほとんどの人は、普段から就職先の情報なんてチェックしていないため、相場を理解していない。
結果として、転職先の条件が悪くてもそれに気づくことができず、入職してから後悔するケースがとても多い。

えー。でもずっと転職情報を確認し続けるなんて面倒臭いやん。

確かにその通り。毎日忙しい中でスマホやパソコンを開いて転職先をチェックし続けるのは、なかなかの労力がかかる。

しかし何度も言うように、転職先の相場を知らなければ、買い物や投資などと同じように、いわゆるカモにされてしまう。

そこで無理なく転職先の相場を知るために活用したいのが【転職エージェント】である。

転職エージェントのメリット

  • ほとんどの場合、無料で登録できる
  • 具体的な条件を指定して検索することで、希望に沿った転職先を絞り込むことが簡単にできる
  • 自分で調べなくても、オススメの求人を自動で紹介してくれる
  • 実際に就職先で活躍している方の口コミを掲載しているサイトも多い

転職エージェントのデメリット

  • 登録完了まで多少の手間がかかる
  • 特に登録直後は、担当から電話がかかってくることが多い
  • ほぼ毎日のように求人に関するメールが送られてくるので、煩わしく感じることも・・・

上記のようにメリット・デメリットがあるものの、筆者も転職の際は必ずと言っていいほど、転職エージェントを利用している。
それは先ほど述べたように、就活の「相場」を知ることは、転職活動を成功に導くために非常に重要だから。

筆者のオススメの転職サイト・転職エージェントは、以下の記事で詳しく解説しています。

【鋭意執筆中】

転職エージェントは、デメリットを大きく上回るメリットがある。
ぜひ積極的に活用していきたい。

面接練習を十分に行う

当たり前かと思われるかもしれないが、特に放射線技師や看護師などの医療従事者は、面接練習を徹底して行う必要がある。

なぜならほとんどの職場が、書類と面接のみで合否を決定するからだ。

私がこれまでに勤務してきた職場の採用試験は以下の通り。

  1. (新卒採用)(総合病院)履歴書+筆記試験+面接
  2. (総合病院)履歴書+面接
  3. (総合病院)履歴書+職務経歴書+適正検査+面接
  4. (総合病院)履歴書+職務経歴書+筆記試験+面接
  5. (企業)履歴書+職務経歴書+1次面接+適性検査+2次面接

このように、面接は確実に採用試験で実施されている。
さらに医療従事者の就職活動は、面接を軽視されがち。おそらくこの記事を読んでいるあなたも、本気で面接練習に取り組んだことは無いでしょう。

しかしそれはつまり、面接練習を十分に行うだけで、周りとの差別化につなげることができるといえる。

従って医療従事者だからこそ、面接練習は十分に行っておこう!

筆者がどうやって面接に向けて準備・練習を進めたのかを、以下の記事にて詳しく解説しています。

【鋭意執筆中】

部署や部門に関わらずコミュニケーションを図る習慣をつける

部署や部門に関わらず積極的にコミュニケーションを図ることで、面接時に非常に役立つ。

これは私たち放射線技師や看護師などの医療従事者は一般的な就職活動に比べて面接の経験がとても少ないから。

コミュニケーション能力は一朝一夕で身につくものではない。それは面接においても全く同じ。
結果として、面接官が自分と合わないタイプであった場合、上手に会話することができなくなってしまいます。

しかし私の経験上、放射線技師は特にコミュニケーションを苦手とする人が多い。
まあ綺麗な画像が撮影できれば仕事はできますからね(笑)

そういった人は、コミュニケーションに関する本や動画を見て学ぶことをオススメします!
10分ほど学ぶだけで、コミュニケーション・会話の奥深さに気づくことができますよ。

ここで身につけたコミュニケーション能力は、面接時にはもちろんのこと、今後の仕事やビジネスに一生役立つことは間違いない。

トゲのある言い方かもしれないが「自分の成長のために相手を利用する」ぐらいの気持ちで、いろんな人とコミュニケーションを図ろう!

自分とパートナー(夫・妻・恋人など)の人生の軸を明確にする

最後のテーマとして紹介するが、これが最も重要な転職に失敗しない方法と言っても過言ではない。
就職活動を行う上で、人生の軸を明確にすることは最も重要です。

なぜなら、いわゆる「良い職場」というのは十人十色、ひとりひとり全く異なるからです。

どうゆうこと?給料が高くて、豊富な経験を身に付けられるところが「良い職場」じゃないの?

もちろんそのような職場も「良い職場」と言えるだろう。
しかしそれは果たして、全員に当てはまるだろうか?

例えば、都市部の国立病院(A病院)から中途採用の求人が出ているとしよう。

A病院の特徴
  • 年収が高く、ボーナスも高水準
  • 最新の設備が整っており、高い技術と知識を身につけられる
  • 数多くの検査をこなすことで、あらゆる経験を積むことができる
  • 駅からのアクセスがよく、通勤に便利
  • 都市部なので、買い物や遊び場にも困らない

一見、非常に条件の良い職場のように見える。
確かに、学ぶことが好きで高い技術を身につけたい、お金を稼ぎたい人にとってはピッタリの職場かもしれない。

一方でこんな人にとってはどうだろうか?

  • 家族との時間を大切にしたい
  • 体力にあまり自信がないから、夜勤やオンコールはしたくない
  • 職員一人一人と密に関わりたい
  • 趣味を副業にして、自分の力で成功したい

このような人にとっては、良い職場どころかむしろ「悪い求人」となり得る。

いやいや、そんなこと言われなくてもわかっとるがな・・・

そう思った人も多いかもしれない。しかし断言します。
本当にブレない人生の軸がある人なんて、ほとんどいません。

  • あなたは何のために仕事をしているのですか?
  • 何をするためにお金が必要なんですか?
  • 何のために独身or結婚しているのですか?
  • どういった目的で、どこに住みたいですか?
  • 30才、40才、50才、60才・・・いつ、何をしたいですか?

これらに即答できるぐらいまで、徹底的に突き詰める必要があります。
そしてその考え方を、パートナーと共有することが大切です。

でなければどこに転職しても「思ってたのと違った」の繰り返しです。

人生の軸を十分に考えて、パートナーとしっかり話し合った上で、満足のいく転職先を検討していきましょう!

まとめ:十分な準備を行なって、失敗しない転職を目指そう

今回は、放射線技師が就職活動に失敗しないための方法について解説しました。

本記事の要約
放射線技師の転職は難しくない

毎年、たくさんの仲間が転職に成功しており、求人数も非常に豊富。

転職活動に失敗しないための方法6選
  1. 資格を取得する
  2. マニュアルの作成・スライド資料の作成を行う
  3. 常に就職情報をチェックしておく
  4. 面接練習を十分に行う
  5. 部署や部門に関わらず積極的にコミュニケーションを図る習慣をつける
  6. 自身とパートナー(夫・妻)の人生の軸を明確にする

放射線技師はもちろん、看護師やそのほか全ての職種において転職活動を成功に導くためには、他者との差別化がとても重要。
しかしそれは、一朝一夕で身につくものではありません。

また、自分や家族の人生の軸を明確にすることも非常に大切です。

十分に時間をかけて、将来についてゆっくり考える時間を設けましょう。

『成功とは芸術である。失敗とは科学である』

成功する確実な方法はありません。しかしこの記事で伝えたことを実践すれば、間違いなく失敗する可能性は低くなります。

ぜひ一緒に、転職活動を成功させるために頑張っていきましょう!

もっと詳しく知りたいことや相談したいことがあれば、お問合せフォームまたはTwitterのDMまでぜひご相談ください!

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